BYODとは"Bring Your Own Device"の略称で、従業員が自分の個人所有デバイスやPCを仕事に使用することを意味します。
元々は個人所有のスマートフォンの業務への利活用を行う方向からBYODの考え方が広がりました。事業コストの観点から生産性高く進めたい企業様での利用の他、最近では大企業様においても現場の契約社員様を支援する仕組みや、委託先企業への情報提供を行うための仕組みとして領域が広がりつつあります。
正社員だけではなく、現場でオペレーションをしていただく方々への情報提供やリスキリングが求められるつつある状況において、企業として必要な情報を必要な場所に生産性高く伝えられる仕組みとして期待されています。
企業は従業員にデバイスを提供する必要がなく、そのための機器購入コスト、メンテナンスコスト、および管理コストを削減できます。これによって短期間かつ低コストでテレワーク環境やITの利活用の環境を整備することも可能です。
このように、BYODは企業にとって多くの利点をもたらす一方で、適切なセキュリティ対策やポリシーが不可欠です。セキュリティ対策やデバイス管理の具体的な方法が重要であり、リスクを最小限に抑えつつメリットを最大限に引き出すことが求められます。